物件見学 2011年12月
物件見学会に申し込んでから当日までの約2週間を、
Googleマップでどの建物か当たりをつけては周囲の様子を想像したり、
古民家や田舎暮らしに関する本を借りて来て勉強したり、
現地に行ったら家主さんにする質問をリストアップしたりしながら
首を長くして待ちました。
そして当日。2011年の12月の中旬ころでした。
午後1時頃の集合でしたが、私達は7時過ぎに家を出て
昼前には現地についてしまいました。
お昼を食べたり、周囲をウロついたりしているうちに時間になり、
静岡市の職員の方、家主さん、そして私達の他にもう1人見学希望の人が集まって
物件見学会が始まりました。
物件はやはりGoogleマップで予想していた場所のようです。
外観は空家バンクの写真の通りでしたが、
築140年の家で10年以上使われていないとのことでかなり年季が入っており、
屋根はトタンで塗装も大分ハゲている感じです。
家主さんが雨戸を開けてくれて、いよいよ中に入ると
10数年分のホコリや床が抜けそうなギシギシ音で住める感はゼロ。
でも雰囲気はとても良い感じでした。
太い柱や梁、囲炉裏もあり、土間にはカマドがあり風呂も薪風呂です。
部屋に作り付けの棚も素敵。
夫婦揃って「こんな家で暮らせたら、楽しいだろうなぁ」とすぐに感じました。
裏手には山から引いた水を貯めていたという池の跡があり、
お茶の木と笹竹が茂り放題の畑もあり、
更に中身まで自由に使っていいという納屋が3つもあり、素晴らしいの一言です。
トイレは納屋の一角にあり汲取式。
家主さんもいろんな話を聞かせてくれたのですが、
借りたら納屋を壊したり新しく小屋を建てたり好きにしていいけど、
とにかく母屋の柱や梁はそのままにして欲しい、というのが家主さんからの希望でした。
この家は子どもの頃に住んでいた家なのだそうで、
住まなくなった今でも愛着があるのだなぁというのが言葉の端々から伺えました。
前に住んでいた人が大事にしている家ならば、きっと住み心地もよいことでしょう。
できることならもう少しゆっくり見学したかったけど、
何しろ日が短いのでほどなくお開きとなりました。
この後は賃貸を希望するかどうかをもう一度市の職員さんに連絡し、
それから自治会長さんと面談をするのだそうです。
ちなみに今日以外にも2組の見学希望者いて、
日程が合わなくて年末に見学に来るとのことでした。
帰りがけ、妻とも
「よかったよね」
「住んでみたいよね」
と感想が一致し、勢いも手伝ってすぐに賃貸希望の返事を出すことになりました!
次の面談は年明けということで
現場を見た興奮と膨らむ想像でウキウキ気分の年末年始となりました。
続く
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