仕事のこと

2011年12月に物件見学した後に

借りたいと希望を伝えてから7週間ほど待つことになりました。

この間「他の希望者の方に決まってしまったかなぁ」と

モヤモヤした気持ちで待っていましたが、

この物件を借りることができるというご連絡を頂き

夫婦そろって大喜びした反面、

本当に田舎暮らしをするんだという不安も感じたりしました。

私は主に仕事に関する不安が大きかったです。


私の仕事はフリーランスのデザイナーです。

細かいカテゴリーで言うとDTPデザイナー内のエディトリアルデザイナーということになります。

簡単に説明すると

DTPとはDesktop publishingの略で、

「コンピューターを用いて出版・印刷物の原稿作成や編集、

デザイン、レイアウトなどの作業を行い、データを印刷所に送り

印刷してご納品するまでを行う仕事」です。

なので印刷物が主な制作物となり、

エディトリアル(編集)作業をしてからレイアウト作業を行う

チラシ、ポスター、カタログ・パンフレットや会社案内、雑誌・新聞広告

パッケージ、シール、POP、横断幕等々

つまり印刷できるものはほぼ全てデザインします。

以前はホームページやイベントブースなどのデザインも手がけていました。

お客様は一般の会社や広告代理店が主です。


以前まではデザインしたものをプリンターで出力したものを

お客様のところへ持参して打ち合わせをするのが主流でしたが、

最近はネットの発達でデザインデータ(pdf形式)をお客様へメールし

お客様側でプリントして確認して頂き、

メールで修正などの指示を頂くようになり、

場所を選ばずに仕事ができるようになりました。

しかしながら全てのお客様が首都圏に在る為、

静岡の山の中に移住して本当に成り立つのか、

そしてお客様のご理解が得られるのかがとても心配でした。


それでも移住へ向けて前進しようと思えたのは、

移住の話しが出る前から「いつでも仕事が無くなる可能性」がある中で

将来的な保険の意味も込めて前年にホームヘルパーの資格を取得していたことや

なによりも嫁の理解(どちらかというと嫁の方が自然派志向)が心強くあったので

「なんとかなるだろう」と自分に言い聞かせることができたからです。


そんな不安を抱えて田舎暮らしへのスタートラインに立ち

2012年3月に物件契約を迎えることになります。



これは結果的にですが、

田舎暮らしをしたことはお客様とのコミュニケーションを図る上で

とても役に立つことが判明しました。

たまの出張でお客様とお会いした時には

「田舎暮らしどうですか?」とか「いつ山から降りてきたの?(笑)」

などとても興味を持って頂くことが多いです。

そこで田舎での楽しいことや獣に家を荒らされたなどのハプニングをお話しすると

とても場が盛り上がる感じがします(笑)

おかげで今のところは仕事が減るどころか

移住前よりも忙しくやらせて頂いているので、

とてもありがたく感じ、移住して良かったと思えるようになりました。



※写真は移住したばかりの頃の仕事部屋です。

静岡で田舎暮らし

2013年に東京から静岡の中山間に移住した家族の日記です。 移住を決めたいきさつから、田舎暮らしのあんなことこんなこと、日々の徒然を書き留めていきます。

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