移住促進について
我が家が暮らしている中山間地域も例に違わず「少子高齢化」が急速に進展しています。
子どもの数に関して言えば、私達が移住して来た3年前には
小学校の生徒数は1学年7〜8人いるイメージでしたが、
今年の全校生徒数は24人で1学年4人程度に減少。
地域の世帯調査による1〜5歳の子どもの人口から予測すると、
娘達が入学する頃には1学年2人前後となり、全校生徒も15人いるかどうか。。。
これだけ急速な減少にもかかわらずどこどこに移住者が来たという情報は少ないです。
実際我が家のある地域にも空き家バンクが存在してはいますが、
物件数が0の状態が多いですね。
日本中にはたくさんのこのような少子高齢化が進んだ中山間地域が存在しています。
中には積極的に移住促進に力を入れて成果を収めている所もあるようです。
私も子どもを授かってからは常に移住促進のことが頭から離れず、
地域の活性化し移住者が増えてくれる方策を考えています。
しかしながらこの問題はそのように簡単な問題ではないと思います。
そもそも移住促進を願っている私達のような子育て世帯は
「子供達のお友達がもっと増えるといいな」といった発想から移住促進をと考えますが
子どものいらっしゃらない、あるいは既に子育てを終えた住民の方からすれば
移住促進そのものの必要性を感じていない方も多いのではないかと感じます。
私達夫婦も運良く子どもを授かることができましたが、
もしも授かっていなければ、正直なところ
移住促進を必要とは思っていなかったのではと思います。
逆にどのような人が移住してくるのか分からないから
人が増えるのを嫌だなと思う部分もあったかもしれません。
地域の子どもが少なくなることが地域に及ぼす影響は
「こどもの声が少なくて寂しい」という程度なのではないでしょうか。
田舎だからこそ「静かに暮らしたい」という考えの方も多いでしょうから
「少子高齢化が進んでいるのだから移住促進を行うのはあたりまえ」という考え方は
少々乱暴な考え方だなと最近少し考え方が変わってきたような気がします。
現在20歳以上の地域住民全員に向け移住促進についての意識調査アンケートを行っています。
「現在お困りのことがないか」「移住促進は必要と思っているか」「移住促進に積極的に協力したいか」などから地域の魅力や将来について考えていることを書いてもらうというものです。
この結果によって地域の移住促進の舵取り方向が決まってくるのではないかと思います。
このところ近所にウイスキー工場ができることになったり、地域の特産品を扱う加工所や古民家を改装したカフェがオープンしたりと地域自体は活気づいている気がします。
私としてはこの波を更に大きくして地域の魅力アップを図り、それにより自然と移住したいという人が増えてくれるといいなと思っています。
娘達の小学校入学までに同級生を増やすということはほぼ不可能だと諦めていますが、
自分の暮らす地域が、自然豊かな環境で誰もが静かに暮らせて、外からも遊びに行きたいなと思える場所になって欲しいです。
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